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失敗しない志望校の決め方!ポイントは7つ!

うちの子、なかなか行く高校が決まらなくて困ったわ。
そうなんですね。親子ともに悩む部分だと思います。
こぐま先生
子どもへいくつか候補を出してあげれればいいのだけれど。。。
そうですね!

今回は志望校を決めるためのポイントについてお話しましょう!

こぐま先生

先輩たちはどうやって志望校を決めたの?

まずは、受験を乗り越えてきた先輩が、

どのように志望校を決めたか確認してみましょう!

下記のグラフは、ベネッセが2011年9月に3085組の親子を対象としたアンケートです。

1位:自分の学力にあっている 94.9%

2位:通学に便利な場所にある 70.9%

3位:教育方針や校風がよい 63.2%

となっています。

ただし、あくまでこれは受験を終えた親子に聞いています。

こぐま先生
お子さんの学年によっては、まだ学力を重視する必要はありません。

例えば、中1・2生が今の自分の実力で、

志望校を決定する必要はありません。

今回は受験直前期の中3生だけでなく、

中1・2生も含め、志望校を選ぶポイントを話します。


志望校の決め方

前提として、必ず子どもたちの意志を尊重するようにしてください。

高校に通うのは子どもたちです。

親御さんは、高校の候補を出してあげたり、

一緒に高校を見に行ったりし、

サポートすることに徹してください。

あの高校に行きなさい

と言えば、

子どもたちもそこに行くかも知れませんが、

将来、毎日通うのは子どもたちです。

子どもたちにとって後悔のない選択をさせてください。

前提はここまでにし、

志望校を決める上でのポイントについてお話していきましょう。

 

①出口保証を考える

私は、ここが一番大事だと思っています。

出口保証は言い換えると、その高校の進学実績や就職実績です。

つまり、その高校に行けばどんな進路を保証してくれるかです。

将来通う大学として、

MARCH関関同立を視野に入れている場合、

それらの進路実績が出ている高校を目指す必要があります。

ポイント

次の進路が確保されている環境があるかは、非常に大切です。

周りの同級生が、上位の大学を目指すことが当たり前の雰囲気であれば、

その雰囲気に引っ張られます。

お子さんが望む進路が保証されているかどうかは必ずチェックしてください。

 

②高校とお子さんの偏差値を比べる

中1・2生はまだ意識をする必要がありませんが、

中3生となると時間が限られてきます。

高校と子どもたちの偏差値を照らし合わせ、

ある程度その偏差値に近い高校を選択する必要があります。

ただし、中3生の9月ごろまでは

なるべく子どもたちの実力以上の高校を目指させるようにしてください。

中3の4月の段階で、

子ども
今の実力と同じぐらいの偏差値の高校に行こう
子ども
ここなら受かりそう

と決めて勉強していくと、

必ず受験勉強に油断が生まれます

本人は至って真剣に勉強していても、周りの必死さと差が出ます

受験勉強は長く、マラソンに似たものがあります。

マラソンで少しでも前を抜かそうと思って走っている子

今の順位を維持しようとしている子では、

マラソンへの取り組むモチベーションに雲泥の差があります。

現状維持は衰退を意味します。

○○高校の野球部にどうしても入りたいなどの特別な理由を除き、

受験がまだ半年以上先の子どもたちは、

ぜひ実力以上の高校を目指させるようにしてあげてください。

 

③通学手段を調べる

どれだけ素晴らしい高校でも、

通うのに何時間もかかると、毎日通うことがリスクになります。

自転車で何分ぐらいなのか、

電車で行く場合はラッシュ時の混み具合がどれぐらいなのか、

乗り換えはスムーズなのかなど、

実際の交通手段を事前に確認してください。

場合によっては、検討していた高校を志望校から外す必要があります。

 

④学校・先生・生徒の雰囲気はどうか

学校の雰囲気は、学校説明会やオープンスクールなどに行って、感じ取りましょう。

どんな先生がいるか

授業はどんな雰囲気か

通っている子どもたちはどんな雰囲気か

どんな掲示物が貼られているか

教室はきちんと清掃されているか

などをチェックし、

お子さんの性格に合うかをよく判断しましょう。

 

⑤希望の部活はあるか、取り組みはどうか

中学に入っていた部活に、高校も継続して入部する子は多いです。

その際、入りたい部活があるのかは重要なポイントになってきます。

また、その部活の取り組み具合が

かなり熱心なのか、

そこまでではないのかもチェックが必要です。

インハイに出たいなどの強い思いがあれば、高校も自ずと決まってきます。

逆に、希望の部活はあるが、入部すると練習がハードで、

辞めざる終えなかったということもあります。

ポイント

部活ある・なしだけでなく、

お子さんと部活との温度差がないかも気にかけてください。

 

⑥高校の設備はどうか

高校見学に子どもたちが行った後、いろんなことを話してくれますが、

一番多いのが、高校の設備に関してです。

・教室がきれいだった!

・運動場が芝生だった!

・プールが温水だった!

・食堂が新設されていた! などなど...

子どもたちは高校見学後、興奮して話をしてくれます。

お子さんが通う環境が少しでも良いに越したことはありません。

他の高校との比較の際、検討材料に入れてください。


失敗例

志望校を選ぶ上で、よくある失敗例についてお話しましょう。

下記の例に当てはまらないか注意し、

後悔のない選択をしてください。

決して、その場の雰囲気に流されてはいけません。

 

①友達が受験する・先輩が通っているから

一番多いのがこの理由です。

友達や先輩と偏差値が近ければ、まだ良いのですが、

それだけを理由に高校を選んでしまうのは非常に危険です。

ポイント

高校は、子どもたちを次のステージに上げる場所です。

その高校が子どもたちに合っているのかを見抜いてください。

 

②聞いたことある高校・有名だから

いわゆる知名度で選んでいる場合です。

聞いたことがあるだけで、自分に合っているかは別です。

名前だけで高校を選び、

その名のある高校に合格することが、

受験勉強の目的ではありません。

ポイント

大切なことは、その高校に行って何をするかです。

高校は人生のゴールではなく、通過点です。

その通過点が、

子どもたちの力をさらに伸ばしてくれる場所でなければなりません。

名前などの表面的な部分ではなく、

中身をよく見るようにしましょう。

 

③実力に近い高校だから

子どもの偏差値と、高校の偏差値が近いことは重要なポイントですが、

ここだけで決めるのは危険です。

一番は、子どもたちが高校に合っているか、馴染めるかです。

先程の6つのポイントを意識しながら、

高校を決めてください。

 

いつまでに決めればいい?

志望校を決めるのは、早ければ早いほど良いです。

中1の段階で上位校を目指すと決まれば、

その時点からスタートを切れます。

遅くとも中3生の4月の段階で、1つは決めておくことをオススメします。

もちろん、4月に決めた高校に最終的に受験しないことも多いです。

しかし、受験生になり、スタートを切るためには志望校の決定は必須です。

でなければ、何のために勉強しているかがわかりません

中1・2生の段階から、少しずつ周りの高校を知り、

中3生の4月の段階で、スムーズにスタートを切れるようにしましょう。

 

情報はどうやって集めれば良い?

情報収集の手段は、主に下記のものが挙げられます。

メモ

・高校のHPを確認する

・パンフレットや資料を請求する

・学校説明会(オープンスクール)に参加する

・その高校に通っている先輩や親戚に話を聞く

この中でも一番は、学校説明会(オープンスクール)に参加することです。

直接学校の雰囲気や、

どんな先生がいるかを確認できます。

見るべきポイントは下記に載っているので、ご確認ください。

 

まとめ

志望校を選ぶためのポイントや失敗例、情報収集の方法についてお話しました。

志望校を選ぶためのポイントは、下記の通りでした。

 

メモ

①出口保証を考える

②偏差値を自分と比べる

③通学手段を調べる

④学校・先生・生徒の雰囲気はどうか

⑤希望の部活はあるか、取り組みはどうか

⑥高校の設備はどうか

これらの6つのポイントを踏まえ、

様々な高校を比較し、

子どもたちにベストな高校を見つけてあげてください。

そこが、子どもたちにとって素晴らしい母校になれば幸いです。

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