中学生

中学生の夏休みの過ごし方!2学期成功の秘訣のポイントは3つ!

1学期も終わって、もうすぐ子どもたちは夏休みだわ。
夏休みは夏祭りや海など、子どもたちにとって楽しいことが盛りだくさんですね。
こぐま先生
遊びもいいけど、部活やスマホだらけの生活にならないか心配だわ。
そうですね。それでは今回は勉強に関する2学期に向けた夏休み成功するためのポイントについてお話しましょう!
こぐま先生

 

夏休みの学習量について

明光義塾を運営する「明光ネットワークジャパン(東京都新宿区)」が、

「中学生の夏休みの過ごし方に関する意識・実態調査」を実施し、その結果を公表しました。

上記は1日の平均勉強時間に関するものですが、

学習時間が

ポイント

30分未満 : 15.6%

30分~1時間未満 : 31.0%

となっており、約半分の家庭で勉強時間が1時間未満となっています。

中学校の授業は、50分授業✕6回=300分(5時間)の勉強時間なので、

夏休みになるとほとんどの子どもたちが、

5時間を遥かに下回る勉強時間となります。

当然ながら勉強時間が短くなると、

注意ポイント

・これまで習った内容を忘れてしまう

・学校が始まっても、学習の体力がなく、授業に身が入らない

となってしまいます。

そうなると、2学期の授業で知識を身につけられず、

テストの点が下がり、

勉強のモチベーションも下がってしまいます。

そのため、1学期と2学期の接続期であるこの夏休みの過ごし方は、

子どもたちが2学期を成功させる重要なポイントとなっています。


2学期を成功させるための3つのポイント

子どもたちは学校という時間的な制約から解放され、

自宅には学習を阻害する要因(スマホ、ゲーム、テレビ、漫画など)がたくさんあります。

これらと上手く付き合う必要があります。

しかし、子どもたちにとってまだまだ先を見据えた行動ができず、

目先のものに視点が行きがちです。

そこで自宅でのルールづくりが大切です。

ルールをつくり、子どもたちにそのルールの意味を伝え、

学習時間の確保に努めましょう。


①生活リズムを崩さない

部活や塾がない日は、子どもたちもお昼まで寝ているということは残念ながらよくあります。

我々からすれば、そんなに寝れない!と思う以上に、子どもたちは永遠と寝ています。

子ども
起きたら、お昼だった

ということもあるので、学校があるときと変わらない時間に朝起きるようにさせてください。

ポイント

①朝起きて顔を洗い、②朝ごはんを食べて、③机に向かう。

このルーチンを夏休みも崩さないようにしてください。

朝は学習のゴールデンタイムです。

朝の勉強効率は高いので、この時間を使わない手はないです。

やるべきことを早めに終わらせ、その分午後に遊ぶと決めましょう。

毎朝、2~3時間前後机に向かうだけでもかなり力がつきます。

そのためにも、頑張っている様子があれば、たくさん褒めてあげてください。

「今日も頑張ってたね。どれだけ進んだの?」
「すごく集中していたね。ビックリしちゃった。」

と、褒める姿勢で話をしてあげてください。

逆に、朝起きられなかった場合は、

「今日は起きられなかったのね。昨日寝るのが遅かったのかな?」
「二度寝しちゃったのかな?一緒に対策を考えよっか!」

と起きる策を一緒に考えてあげましょう。

夏休みも変わらず、学校があるときの延長として、朝の勉強を継続させてあげてください。

生活リズムが狂うと、学校が始まったときに、

勉強に身が入らない→知識が獲得できない→点数が下がる→勉強のモチベーションも下がる

となってしまうので、お昼までお子さんが寝ている場合は、

お子さんと時間を作って、朝起きれるようになる話し合いをしてあげてください。


②事前に1日の計画を数パターン決めておく

学校と変わらず朝起きて勉強するという話をしましたが、

日によっては、部活が午前中あるや試合などで1日中部活をしているという日も出てくると思います。

部活の日程表とにらめっこし、

◯月◯日は午前に部活だから、お昼の◯時から勉強

△月△日は試合で帰ってくるのが夕方だからそこから勉強、

と決めるのも良いですが、計画を立てるだけで大変ですし、

残念ながら、絵に描いた餅になる可能性が高いです。

なので簡単に数パターンだけ勉強計画を作りましょう

例えば、

ポイント

① 午前中部活のときは午後に3時間勉強する

② 午後部活のときは午前に3時間勉強する

③ 試合などで1日中部活のときは、夜に1時間勉強する

という感じです。

そして晩御飯のタイミングなどに勉強の頑張りを褒めるルーチンを作りましょう。

子どもたちも頑張るためのエネルギーが必ず必要です。

「やりなさい」と言ってやるのであれば、みんな天才になっています。

頭ではわかっていても、やる気になれないことは大人でもあるので、

子どもたちにたくさんエネルギー補給をしてあげてください


③家での勉強時間は、学校の宿題を終えることを目的とさせない

夏休みの期間は絶好の復習の機会です。

学校の勉強がストップしているからこそ、基礎と応用を固めることができます。

学校の勉強が進んでいると、そのペースについていくのがやっとで

応用問題までバッチリできる状態までもっていくのはなかなか難しいです。

この夏休みを利用し、1学期内容や前学年の内容の苦手な部分を復習させてください

中3の4月に、子どもたちは必ず受験生になります。

しかし、子どもたちのスタートラインはバラバラです。

中3の予習がある程度進んでいる子、

中1・2の内容の基礎ができている子、

中1・2の内容がまったくわからない子、

これらの子たちが一斉に受験期を駆け抜けていきます。

高校に合格していく子は、当然このスタートラインが前に設置されている子たちです。

そのため、

注意ポイント

家での勉強時間 ≠ 学校の夏休みの宿題をやる時間

であることを理解させましょう。

しかし、家での勉強時間に夏休みの宿題をやってはいけないわけではありません

勉強時間の目的は復習して力をつけることです。

学校の宿題をすることは、あくまで復習するという目的達成のための手段なのです。

でないと、学校の宿題を終わらせることが目的となり、

振り返りが甘くなり、宿題が終わると勉強をしなくなります。

NG

学校の宿題をやりっぱなしで終える。

学校の宿題を終えたら何もしない。

とならないように、させてください。


番外編

ここからは番外編です。

勉強の話を色々としてきましたが、

と言っても、個人的には夏休みは勉強以外にも全力になってもらいたいと思っています。

最後にそれらを紹介して終わりにしましょう。


部活

私は中・高生に対し、今の時期全力で取り組むべきものは3つあると常に言っています。

それは

こぐま先生
①勉強 ②部活 ③恋愛

です。

どれらも、中・高生の青春時代でしか得られない経験です。

なのでこの夏は、部活にも一生懸命になってもらいたいものです。

なにか一つのことに一生懸命打ち込むことは、社会人になる上での経験として必要なものです。

ぜひ、子どもたちが部活に頑張っていれば、

そこもたくさん褒めてあげてください。


家族との時間を作る

これもかけがえのないものだと思います。

中学生になると子どもたちは、

子ども
友達とディズニーランド・USJに行きたい!

と言い始めると思うのですが、

家族で出かけたり、旅行に行ったりする時間は、子どもたちにとって大切なものです。

反抗期で楽しむ様子を見せないかもしれませんが、

案外中学生でも、塾で「明日から旅行なの!」と嬉しそうに教えてくれます。

また、子どもたちが大人になったときに、色々連れて行ってもらったなぁと必ず感じます。

親の愛は思っている以上に子どもたちに伝わっています。

ぜひ時間をとってあげてください。


まとめ

毎年、夏期講習で子どもたちを指導していますが、

夏休みで大きく力をつける子は多いです。

子どもたちの過ごし方次第で、9月以降の成績は大きく変わります。

メモ

①生活リズムを崩さない

②事前に1日の勉強計画を数パターン決めておく

③勉強時間に学校の宿題を終えることを目的とさせない

これら3つを意識して、子どもたちにしっかり力をつけさせてあげてください。

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