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目次
入試の過去問を解く目的
過去問を解く目的は、ズバリ
入試問題の傾向を知り、対策を練ることです。
お子さんの志望校の数学の傾向を知るというのは、
いくつか例を挙げると、下記のものが挙げられます。
傾向
・全体的な難易度がどれぐらいなのか
・各大問にどんな問題が出るのか
・点数配分はどうなっているのかなど
そして、この入試問題の傾向を知って、対策を練ります。
例えば、
対策
・どの大問 or 小問を確実に正解すべきなのか
・各大問の時間配分をどうするべきか
・合格点を越えるためには何を勉強するべきか
入試は高校受験でいうラスボスです。
相手がどんな技を繰り出すかを知り、
それを切り返す準備をしましょう。
それが入試問題の傾向を知り、対策を練るということです。
ここを常に意識しながら過去問を解くようにしてください。
いつから取り組み始めるべき?
進研ゼミの高校情報サイトに
「過去問はいつから取り組み始めましたか?」
というアンケートの結果が公開されています。
見て分かる通り、
一番多いのが中3の11~12月37%になります。
実際にこの時期ぐらいから始めるのが妥当です。
ただ、子どもの状況によっては多少前倒ししても構いません。
ただし、前倒しにする場合は、
中3の内容を8~9割終えていることが条件です。
過去問には数限りがあるので、
例えば、中3の内容を半分も習っていないのに
過去問をドンドン解くのはもったいないです。
一般的に学校よりも予習で進めていくと、
中3の内容が8~9割終了するのが、11~12月頃になります。
(進学塾であれば、もう少し早く終わります。)
そこまで進んだ段階で、過去問対策に入れば良いのです。
過去問はとにかく早く解き始めることが、正解ではありません。
大切なことは、過去問を最大限に活用できる状態を早い時期にもってくることです。
過去問の具体的なやり方
ここからは、過去問を解く具体的なやり方を説明します。
過去問は、闇雲にやっても効果はありません。
正しいやり方でしっかり解くようにしましょう。
①過去問5年分を2周する
過去問は、古い年度から始めて最新の年度まで解くというセットを2回しましょう。
過去問を手に入れた段階で、
直近の入試問題を解いてみたい気持ちは十分理解できますが、
良いものは後に取っておく方がより効果的に過去問を利用できます。
特に学習指導要領の改定のタイミングもあるので、
年度が離れれば離れるほど、入試は参考にならなくなります。
なので、古いものから取り組み、
過去問に慣れた段階で最新の問題を解くようにしましょう。
また、過去問は先程述べた通り2周やることをオススメします。
理由は2つあります。
過去問を2周解く理由
①1周目でできなかったものがきちんとできるようになっているか確認できる。
②2周目の方が点数が取れるようになるため、自信になる。
過去問を解くことの目的は何度も言いますが、
傾向を知り、対策を練ることです。
対策を練った結果、その効果が出ているか確認する必要があります。
結果が出ればそのやり方を強化し、
出ていなければ、もう一度振り返りましょう。
それを繰り返すことによって、点数は上昇し、自信がつきます。
入試は偏差値±2~3という実力が近い人達との戦いです。
実力が拮抗している分、
メンタル次第で、順位も大きく上下します。
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となるように解くようにしてください。
②採点後、あと何点取れば合格点に達するかを確認する
私立高校は、過去問に合格基準点が載っています。
また、公立高校は実際に合格した人たちの点数が、
ベネッセの高校入試情報サイトで掲載されています。
掲載されている点数と、採点した点数を比較し、
合格点に達しているかどうかを確認しましょう。
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また、上記に掲載されている内申点と入試の点数は、
直近の入試の点数になります。
年度によって入試の難易度も上下するので、
それ以外の年度を解いている場合はあくまで目安として見て下さい。
そのため最新の入試問題は後に回す方が良いです。
③正解した問題と間違えた問題を2種類に分類する。
正解した問題の中には、
・確信を持って、正解した問題
・たまたま、正解した問題
があります。同様に、間違えた問題の中には、
・わからなくて解けなかった問題
・うっかりミスで間違えた問題
があります。
まずは上記の4つに分け、
合格基準点を越えるために、
うっかりミスの原因から突き止めていきましょう。
その後、わからなかった問題やたまたま正解した問題に介入していく必要があります。
たまたま正解した問題は、見落としがちなので、要チェックです!
まとめ
今回は、高校受験の過去問を解く時期ややり方についてお話しました。
過去問を解き始める時期は、中3生みんな勉強を頑張っています。
この時期の子どもたちの学習量は、どの子もそこまで大きく変わりません。
ということは、学習の質で差がつきます。
今日の内容が少しでも質の向上に役立てば幸いです。
たくさんの子どもたちが成長し、笑顔になれば嬉しいです。