理科は暗記なのに、なぜうちの子は点数が上がらないのかしら?
理科は単元によって暗記だけでは上手くいかないので、注意が必要です。
そうなのね。理科は社会と同じで暗記すれば点数が上がると思っていたわ。
英語や数学と比べると、中学理科は暗記で対処できる部分の多いですが、
上手くいかない部分もあります。しっかり説明していきますね。
前提:理科は暗記と計算に分かれる
昔、理科は1分野と2分野に分かれていました。
1分野:化学、物理 2分野:生物、地学
ざっくり分けると、1分野が計算メイン、2分野が暗記メインとなります。
と言っても、2分野でも、湿度の計算や地震の到達時間など、
理科から計算は切っても切れない関係にあります。
そして、この計算の割合は、中学1年から3年にかけて増えていきます。
中3の化学の「イオン」、物理の「運動とエネルギー」、生物の「遺伝」、地学の「宇宙」は、
どれをとっても、計算や数学的思考とは切り離せない関係にあります。
中1はなんとなく点数は取れていたが、徐々に点数が下がってくるのは、
この数学的思考を養う時間が取れていないことが主な原因です。
そこで、下記の対策が必要です。
2~3週間前:暗記を徹底しよう!
色々と理科は計算が大きく関わると話をしましたが、
そうは言っても、暗記ができていなければ問題の理解もできません。
知識を最初に入れる必要があるので、
テストの2~3週間前は、暗記を徹底させてください。
暗記は主に、重要語句と公式です。
重要語句は、点数の底上げに繋がり、
公式は次のステップに足をかけるための準備だと思ってください。
そうしないと、レベルを上げることができません。
暗記は、問題を解くことが手っ取り早いです。
そして、暗記は覚えられていないところの問題だけ解いてください。
覚えているところに時間を割く必要はありません。
テスト直前~2週間前:計算の徹底演習
基礎知識をつけた後は、計算の演習です!
特に学校で出されている課題は、最低でも2周しましょう!
え~!2周なんて無理!と言う人もいると思います。
ただ、全員課題提出のために、1周はしています。
あとは、
できなかったところをもう1周するだけです。
そこでも大切なのが見直しです。
間違えた問題に対し、
①なぜこんな立式になっているのか
②どういう間違いをしたのか
③どうすれば正解にできたのか
を考えるようにしてください。
その振り返りがなければ、同じ間違いを繰り返してしまいます。
ここが次のステップに上がるための大切なポイントです。
ぜひ意識してください。
まとめ
今回は、理科の点数アップ法について説明しました。
暗記と計算のスケジュール分けが一つのポイントとなるので、
ぜひ意識して取り組んでください。
引き続き一人でも多く、子どもたちが笑顔になるように情報発信をしていきます。
頑張ってください。