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中学2年生のうちに受験に向けてするべきこと!重要なポイント4選!

うちの子もついに中学2年生!

ただ、今の勉強の取り組みを見ていると心配だわ。。。

中学2年生は、別名受験準備学年です。

受験勉強に向けて今からしっかり知識を蓄える必要があります。

こぐま先生
そうなのね!うちの子にはまだまだそういった勉強の取り組みはないわ。
今はどの子どもたちもそうだと思います。それでは、受験に向けて今やるべきことを1つずつお話しましょう。
こぐま先生

そもそも中学2年生は、どんな学年?

中学2年生は、中1のような新鮮な気持ちは薄れ、

中3のような受験が直面している距離でもない、

いわゆる中だるみする学年です。

また、夏休み明けには、部活の先輩が引退し、

部を引っ張る中心的な存在に変わります。

そのため、どうしても中1・中3と比べ、

勉強への意識が薄れてしまいます。

しかし、中2の学習内容は重要なものばかり。

 

ポイント

英語:時制、助動詞、不定詞、比較級、文型

数学:連立方程式、1次関数、三角形の合同の証明

理科:化学反応式、電流と磁界、電気エネルギー、前線と天気の変化 などなど...

 

中学2年生が終わった段階で、

これまでの内容がしっかり理解できているのか、

それとも逆にわからないことが多いのかでは、

受験のスタートを切った時の状況が全く違います

 

気持ちのゆるみや忙しさとのギャップで、

勉強の重要度が非常に高い学年です。


高校受験の勉強はいつから始めた?

実際に、受験を受けた子たちが、

高校受験のスタートをいつ切ったかをご紹介しましょう。

じゅけラボ予備校による高校受験をしたことがある16〜19歳の男女1086名を対象に、

高校受験勉強の時期等に関するアンケート調査を実施しました。

そちらの結果が下記の通りとなっています。

一番多いのが、

中3の夏(27.5%)、続いて中3の春(15.3%)となっています。

中学2年生からの受験準備の記事を読まれている皆さんからすると、

意外にスタートが遅いのね。

と思われるかもしれません。

ただ、仮に一番多い夏から始めたと仮定しても、

すでに勉強をスタートしている子どもたちは、33.4%(3人に約1人)います。

また夏にスタートする子たちも含めると、60.9%(3人に約2人)となり、

過半数の子たちが中3夏までに勉強をスタートしています。

しかし、

注意ポイント

周りが勉強を始めた段階で、同じように勉強を始めても差がつきません。

先に勉強をスタートする分、周りと差がつくので、

中3の春や夏よりも一歩早く

今からやるべきことを一つずつ行うことが大切です。


中学2年生のうちにするべきこと4選!

①これまでの復習を行う。

当たり前のことですが、ここに尽きます。

なぜなら、勉強は原則積み上げ式だからです。

数学で例えると、

方程式(中1) → 連立方程式(中2) → 2次方程式(中3)

となっており、

中1・2の内容が理解できていなければ、

中3の内容は到底理解できません。

英語も同様に、過去の文法が分かっている前提で出てきます。

また、

ポイント

中3の時は、中3の内容理解に集中するべき

です。

中3の段階で、中1・2の内容理解にたくさん時間を割いていては勉強が追いつきません

今のうちからしっかり復習をし、

応用問題も解けるようにしておきましょう。

 

②内申を上げる行動をする。

都道府県によっては、

中学1年生や中学2年生から内申が入試で使われます。

直接入試に使われる場合は、

すでに意識しているかと思いますが、

使われない都道府県であっても、

中3から急に内申を上げることは難しいです。

今のうちから、学校の課題の提出漏れがないことや

授業態度(できれば積極的な姿勢)をもつことはもちろん、

定期テストの点を上げることに意識を向けてください。

授業態度に関しては、私はよく

こぐま先生
授業後に先生に質問してみよう。

と伝えています。

授業中、手を挙げ、人から注目を浴びるのが苦手な人は、

休み時間を上手く利用し、先生に質問しましょう。

また、先程も述べたようにすぐには成績は上がりません

受験に向け、日頃から定期テスト対策などにしっかり取り組み、

受験に向けた助走を今から行ってください。

 

③模試を利用し、高校との距離を測る。

お子さんの偏差値がまだわからない方は、

模試を受けてみることをオススメします。

そうすれば、近くにある高校のレベルや

本人と高校との距離が正確に算出されます

中3から頑張っても時間的制約があるため、

成績の伸びには限界があります。

中1・2の段階から、高校との距離を測り、

受験に向けて走り始めましょう。

また、内申の計算をしておくこともオススメします。

ベネッセの高校入試情報サイトのデータを参考に、

現状の内申と高校で必要な内申を比較してください。

 

④高校説明会・オープンスクールに参加する。

高校説明会やオープンスクールは、6月~10月頃に行われています。

しかし、実施は土曜日などの休日が多く、

中3になってから行こうと思っても、

限られた高校にしか行けないということがあります。

また、中3は極力受験勉強に集中するべきです。

そのため、情報収集は早いに越したことはありません。

オープンスクールに参加し、校内を見ることにより、

その高校に通いたい気持ちが高まり、

受験勉強のスタートも前倒しで切れる可能性があるので、

ぜひお子さんの参加を促してあげてください。

オープンスクールの見るべきポイントは、

下記にまとめているので、良ければ合わせて確認してください。

まとめ

中学2年生が受験に向けてするべき大切なことをまとめました。

ポイント

①これまでの復習を行う。

②内申を上げる行動をする。

③模試を利用し、高校との距離を測る。

④高校説明会・オープンスクールに参加する。

中3生は、すべての子どもたちが頑張って勉強しています。

それでも不合格する子が出てしまいます。

その一番の原因が、勉強が受験までに間に合っていないことです。

私が若い頃、その悔し涙を見ると、

「もっとできることはなかったのか。」と

深く反省させられていました。

ぜひこのブログを読まれている家庭では、

子どもたちが合格発表のときに、嬉し涙を流せるよう、

少しでも早いスタートを切らせてあげてください。

一人でも多くの子どもたちが笑顔で成長することを心から望んでいます。

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